私について

傷跡レーザー照射日記

1970年代に口唇口蓋裂を持って生まれました。女性です。

これまでに段階を追って形成手術を何度か受けています。

1.新生児の時に割けていた鼻下と口唇の縫合手術
2.小学生時に反対咬合を治す歯列矯正
3.中学生時に鼻の形成手術
4.成人後に下唇の一部を上唇に移植する人中形成手術


最後に行った4の手術で見た目は自分なりにバランスが整いましたが、鼻下と下あごに傷跡が残りました。

バランスを取るか、残る傷を受け入れても4の手術をするか・・・これは正直非常に悩みました。

ひとくちに口唇口蓋裂と言っても、その状態は人により様々で、私の場合は上唇がかなりぺったんこだったのです。

上唇を形成する肉が少なく、正面から見ても横から見ても違和感を感じる見た目でした。

機能的には3までで止めておいても良かったですし、多くの方がそこで終わりにされるのかもしれません。

色々考えた結果、私は4の手術を選択。

その結果バランスは以前より整い、そして傷跡が残りました。

世の中、良いとこどりは出来ないものです。

この手術ののち、青春をそれなりに謳歌して結婚し、およそ15年が過ぎました。

私はなにも四六時中、自分の顔の傷を気にして生きているわけではありませんが、鏡を見る度「この傷が無かったら、いやせめてもっと薄くなってくれればなあ・・・」とは思っていました。

特に横から強い光が当たると、今も見ようによっては痛々しい切開跡が浮かび上がります。

手術をしてくださった先生には、心から感謝しています。

出来る限りのベストを尽くして下さいました。

ただこの傷と鼻口周りの不具合を一生背負って生きるのは私であり、もし傷が無ければ、それはつまりもし口唇口蓋裂でなかったら、違う人生があったかも、とは今も思います。

そんな私がフラクショナルレーザーでの傷跡治療の事を知ったのは、何年か前でした。

それは素晴らしい治療だと感じましたし、出来る事なら受けてみたい。

けれどお金は結構かかります。

そして地方在住の私にとっては、治療をしてくれるクリニックも身近にありません。

何より既に結婚はしているし、豊かとは言えない小さな暮らしながらも幸せにしています。

夫も私の顔の傷など気にしていません(出ないと結婚しませんよね・笑)。

なのでまあいいか、と思って過ごしました。

やってみたい・・・けど高いし遠いし・・・。

でもいつかやってみたい・・・。

この繰り返しで数年が過ぎたある日。

家でこのフラクショナルレーザーを当てられる器具があるらしい!

それを知ったのはこの文章を書いている今から3日ほど前です。

そうです。

私はこの約7万円する器具を買い、早速傷跡に当ててセルフでの傷跡治療を開始したのです。


当たり前ですが、この器具のメーカーさんは、傷跡の治療になるとは一言もおっしゃっていません。

あくまでもエイジングケア用の美容器具を、私が勝手に傷跡にも効くはずだ!と信じて使っているだけで、何がどうなろうとも全て完全なる自己責任です(笑)。

自腹で実験台をしていきます。

このブログではその経過を写真を交えて紹介していきます。

私の希望としては改善報告をたくさんシェアしたいと願っています。

同じような悩みを持つ方に届けば、またさらなる美しさを求めて日々精進されている方の参考になれば幸いです。

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